最近、テレビや雑誌で盛んに地球外生命の特集が組まれています。世界中の宇宙観測機関がこぞって探索を進めているからです。惑星探査機を用いて至近距離で火星や、木星の衛星、小惑星「リュウグウ」に液体の水があるか探しています。液体の水が生命の必須条件と考えているからです。しかし、なぜ地球外生命を探すのでしょうか?以下の仮説がその背景にあります。
① 地球上の最初の生命(バクテリアのようなもので、すべての生物の祖先)の発生メカニズムが不明。宇宙にあったものが地球に飛来したのではないか。
② 地球で生命が進化して人間になったのだから、広大な宇宙には同じように進化した宇宙人が多数いるはずだ。
しかし、おかしいと思いませんか?私たちは、豊富な液体の水、適切な空気、適切な光、穏やかな気候など非常に多くの生命に必要な要素が絶妙なバランスで整えられた類い稀な生命の惑星、地球に生かされています。最初の生命が発生したメカニズムが不明だというので、なぜこれほどまで生命を育む環境が整った地球でなく、わざわざ地球外の星でありそうにない液体の水を探すのでしょうか?生命を育む環境とは、「水さえあれば」ということではないはずです。
一方、複数の宇宙観測所が膨大な数の銀河が宇宙に分布するマップを描いていますが私たちが(私たちのいる天の川銀河が)宇宙の中心にあり、他の銀河が幾重にも取り巻いているように見えています。偶然でそうなる確率は限りなくゼロです。そういうことなら、宇宙の背後に意思があって、私たちも地球もその意志の産物であることを示唆しています。聖書は、地球が星々よりも先に(創世記1章)、特別な目的で造られたと教えています。
天を創造した方、すなわち神(創造主)、地を形造り、これを仕上げた方、すなわちこれを堅く立て た方、これを茫漠としたものに創造せず、人の住みかに形造った方、 (イザヤ45:18)
詳細は、DVD「驚くべき惑星・地球」、ドン・バッテン著「創造の疑問に答える」第9章をご参照ください。
【上記画像】2dfGRSS提供;一点が一つの銀河の位置、赤い色は銀河の密度が濃い所を表している。